トップページ > ログハウス施工の流れ
ログハウスは、一般の在来工法や2×4工法とは異なる丸太組み工法特有の建築の流れがあります。
ログキットが到着し、敷地の整地から竣工までの流れを写真で紹介いたします。
(写真をクリックすると少し大きな画像をご覧になれます)
1.ログキット荷取り
フィンランドランタサルミ社工場からログキットが到着します。材木を傷つけないように、インター横の広い場所で荷降ろしをします。工期の後半で必要となる部材は本社で保管します。
2.基礎工事(ベタ基礎+布基礎)
自社の基礎部隊が、整地から基礎立ち上げを担当します。
別荘地などの場合は、敷地の不要な雑木を切り倒し、木の根を取り除いて整地します。切った雑木は薪ストーブ用の薪に。
整地したら、地縄を張り、基礎の位置を決定します。
写真は傾斜地の場合ですが、ベタ基礎部分に砕石を配し、平らに突き固めます。
丁寧に配筋します。
布基礎部分は型枠をつくり、生コンを流し入れます。
基礎の完成です。基礎部隊の皆さんお疲れ様でした。
3.ログ積み
ログ積みまでに照明やコンセントの位置を決定しておきます。
ここから、大工さんの出番です。
スターター(1段目)のログ材にシロアリ予防材(防蟻材)を塗布します。
スターターに防水シートを貼ります。
雨水の浸入と気密性UPのため、ログの実部分(グルーブ)にシールテープを貼り、ノッチ(ログの交差部)にシール材を貼ります。
1段目からログの木口に貼ってある番号に従って積んでいきます。
ログがねじれたり、傾いたりしないように、白樺(バーチ)のダボを打ち込んでいきます。
12段〜13段までログを積んだ様子です。
4.外周りの工事
軒先換気孔です。断熱材と屋根の間に空気の通り道を作り、結露防止と温度の調節をします。
ログの木口にサンダーをかけて、丁寧に処理します。
このように面取りし、木口表面がなめらかになりました。
屋根が上がり、窓も入って、外部工事は塗装前の段階まできました。
傾斜地の場合は、基礎部分を地下室に活用することも出来ます。
また、薪ストーブ用の薪をストックしておくことも出来て、何かと便利です。
木製サッシ窓は、あらかじめご希望の色に塗装されたものですが、その他の部分は写真のように現場で塗装されます。
5.天窓(トップライト)
2階やロフトの天窓は、より明るさが得られるように、開口部は扇型にしております。これは平山工務店オリジナルです。
6.セトリング対策
ログハウス特有のセトリングに対応したポストです。
セトリングに対応できる、屋根垂木を留める金具。
セトリングスペースを十分とります。
1階ログウォールと2階造作壁の繋ぎ部分にもセトリングスペースを設けます。
1階造作壁となる間柱上部にもセトリングスペースを設けます。
7.内部オリジナル仕上げ
平山工務店オリジナルの仕上げ、ログ木口と傾斜天井のパネリングとの境を飾り板と廻り縁で装飾します。
窓のトリムボードに打った留めネジをダボで隠し、目立たないように処理します。
窓のトリムボードに打った留めネジをダボで隠し、目立たないように処理します。
傾斜天井に照明器具を設置するための台座です。平山工務店オリジナルの造作です。
8.床仕上げ
無垢パインの床板なので、乾燥して隙間が開かないように丁寧に貼っていきます。
10.浴室工事
ユニットバスの他、オリジナルのお風呂も施工いたします。
大きなタイル張りとヒノキ張りのお風呂です。
11.薪ストーブ設置
薪ストーブを設置するための炉台もオリジナルです。
薪ストーブが設置されました。これで那須の冬も暖かく過ごせます。
12.完成した内装
システムキッチン。
浴室。
トイレ。
オリジナル洗面台。
和室には引き戸が設置されました。
畳の部屋もログハウスとマッチします。
セトリング対応のポストのボルトは写真のように隠しておきます。
階段と吹き抜け。開放的な空間が生まれます。
リビングには薪ストーブ。
13.完成したログハウスの外観
ログハウスの外観。